平等寺
リモート彼岸・秋
先祖供養する
お彼岸とは、春分の日・秋分の日を中心として一週間の間故人の供養を行う日本独自の仏教行事です。
春分の日、秋分の日は日中と夜間がちょうど同じ長さになっている日。
仏教では仏さまの世界のことを彼岸(ひがん、向こう側)、我々がいる世界を此岸(しがん、こちら側)と呼び、この彼岸と此岸が最も接近する日のことを春分の日、秋分の日と捉えました。
平等寺では秋の彼岸にあたり、9月19日〜9月25日の一週間、毎朝6時の朝勤行、13時の彼岸会、16時の夕勤行にて読み上げ供養を行います。この機会に、皆様のご先祖さまや亡くなられた方のご供養を行いませんか。
お申し込みは無料です。もし紙のお位牌(回向の証)を建立される方は志納金3,000円(専用のカード札付き、送料込み)を頂戴することになります。開眼並びに1週間のあいだ供養した後、9月26日以降に発送させていただきますので、大切にお祀りください。
供養の内容
お彼岸の供養は以下のような形で進みます
朝勤行
9月19日〜9月25日 06:00 - 08:30
およそ2時間30分のお勤め。本尊薬師如来さまに祈りを捧げる薬師法(やくしぼう)を執り行っています。読誦するお経は『理趣経』です。この中でお申し込み頂いた皆様のご先祖さまを読み上げ供養いたします。
終了後は10分〜30分ほどの法話が毎日あります。
秋季彼岸会
9月19日〜9月25日 13:00 - 14:30
およそ1時間30分のお勤め。『理趣経』を独特の節で読誦いたします。
秋季彼岸 特別法会
9月22日 13:00 - 14:30
お彼岸の中日は複数名の僧侶による特別な法会です。およそ1時間30分のお勤め。
夕勤行
9月19日〜9月25日 16:00 - 18:30
およそ2時間30分のお勤め。薬師如来さまの名号を読誦するのが主な目的の法会。朝勤行と同じく、この中でお申し込み頂いた皆様のご先祖さまを読み上げ供養いたします。
終了後は10分〜30分ほどの法話が毎日あります。
護摩行
9月20日、9月22日 16:00 - 19:00
上記の2日は夕勤行の代わりに護摩行を行います。
回向の証とカード札
9月26日以降
お彼岸の供養が終わりましたら、皆さまのお手元に供養しました証明書である回向の証と秋のお彼岸専用のカード札を順次お送りいたします。
回向の証とカード札が必要な方は、志納金として3,000円(送料込)を頂戴しております。不要な方は無料で供養させていただきますので、お気軽にお申し込みください。
回向の証の中面(紙位牌の見本)
回向の証の外面(紙位牌の見本)
回向の証
回向の証
お彼岸とは
ご先祖さまのことを思い、供養する期間
彼岸の起源と現状
お彼岸は、仏さまの世界と我々の世界が最も近づく日として、昔より先祖供養の日とされてきました。
日本独特の風習で、記録で残っているものとしては延暦25年(806年)に行われたのが最初の彼岸会になります。以来、日本各地にある国分寺において毎年秋分の日と春分の日を中心に一週間の間供養のための読経を行うようになり、1200年後の現在まで、亡くなられた方のために祈る期間として定着しています。
一方、本年は新型コロナウィルス感染症Covid-19の脅威によって、「実家に帰省したくてもできない」、「お墓参りしたいのにできない」という状況になっております。
リモート彼岸
このような状況を受けて、平等寺ではリモートでのお彼岸供養を行うことと致しました。
本来であれば家族揃ってご先祖さまのお墓参りにいったりご仏壇で手を合わせたりしたいところですが、近年はもはやそのような状況ではないご家庭が大勢を占めていると推察いたします。
それに加えてCovid-19が感染拡大中の昨今、従来どおりのお彼岸行事だけでは皆さまの「ご先祖さまを供養したい」というお気持ちにお応えできないと判断し、本年よりお盆供養同様、お彼岸もリモートで受け付けることと致しました。
供養の方法は本ページの上部にある通りで、9月19日から9月25日の間、1日3回、合計21回の読み上げ供養を行います。
朝夕の勤行の後には住職の法話もございますので、ぜひそれらをライブ配信にて体験しながら、皆さまお一人お一人のご先祖さまを供養する大切な期間としてお彼岸をお過ごしいただければ幸いです。